「不思議の国のアリス」挿絵の原画約250点が一堂に 日本初公開も 2025年に出版160周年

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日本初公開を含む「不思議の国のアリス」の挿絵の原画約250点が大集合。8月3日に名古屋市中区の松坂屋美術館で始まった「不思議の国のアリス展」の魅力を紹介します。

不思議の国のアリス

「不思議の国のアリス」は2025年、出版160周年を迎えます。展覧会では160年間の作品の変遷を見比べることができるんです。アリスといえば、青いドレスに白いエプロンというイメージをお持ちの方多いと思います。しかし、1865年に出版された当初、挿絵に色は付いていませんでした。

ルイス・キャロル本人が描いた挿絵

松坂屋美術館・学芸員の荘加直子さんに、話を聞きます。

――改めてこの展示の見どころを教えてください。

学芸員 荘加直子さん:
「若い方はアニメなどでご存知の方も多いと思いますが、もともとは1862年にルイス・キャロルが『地下の国のアリス』という物語を即興で作りました。

その3年後、1865年に白黒の書籍が出版され、その後、挿絵に色が付けられるようになりました。そうした変遷を楽しんでいただく展覧会です」

イラストの変遷を見ると、最初はルイス・キャロル本人が手作りの絵本に挿絵を書いていました。それをもとに1865年の出版に際して、有名な画家がイラストを完成させました。このときはまだ白黒の挿絵になっていたんです。

イラスト

その後、白黒の挿絵には色が付けられ、1911年にはお馴染みの青いドレスのアリスが誕生しました。

館内にはそのほか、不思議の国のアリスのお茶会のシーンを再現したフォトスポットもあります。アリスの世界に迷い込んだような写真が撮影できるんです。

この展覧会は、9月21日まで開催されます。

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