「本当は自宅で亡くなりたい」実現できるのは2割…ホスピス型住宅は看取りの選択肢を増やす可能性

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介護ジャーナリストの小山朝子さんに今後の「看取り」について聞きました。

介護ジャーナリスト 小山朝子さん:
「看取りの場合は家族がやはり負担が大きい。重度の医療依存を抱える人にとっては(ホスピス型住宅は)とても救いになるかな。生活の場を確保しつつ、医療も提供されるので、(自宅と病院の)両方の良い面を取っている。(ホスピス型住宅は)徐々に増えていくのかなと思う」

どこで残りの人生を過ごすか。これまでは選択の余地がない状況が続いてきたと言います。

介護ジャーナリスト 小山朝子さん:
「これまで亡くなるケースは医療機関が主だったと思う。自宅で本当は亡くなりたい。自分は最期、自宅で死にたいという人が約7割いても、それを実現するのは2割というデータもある。自宅で死にたいと思っても、なかなか実現できない現状はある。

介護保険制度が利用できる特別養護老人ホームなどは、医療依存度の高い人は受け入れ拒否をされることもある。医療依存度の高い人の看取りの場がないというところで、こういったニーズは高い」

小山さんは、今後「看取り」のカタチが変わっていくと予想します。

介護ジャーナリスト 小山朝子さん:
「これからは看取りの場というのも、病院だけではなくて多様の選択肢があるんだというのが周知されていけば、それぞれ自分がどこで亡くなりたいかを選ぶことができる。それには自分がどこでどのように終末期を選びたいか、私たち一人ひとりが考えておくことが必要」

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