政情不安のミャンマーから中高生が来日 中学校に体験入学 生徒と交流を深めて「世界を変えるきっかけに」
パレスチナやウクライナで激しい紛争が続く世界情勢。2年前にクーデターが起きたミャンマーでも、政情が不安定な状態が続いています。そんななか、阿久比町ではミャンマーから中高生を招き、地元の子どもたちと交流する事業を行っています。
ミャンマー人生徒:「はじめまして、こんにちは。」
少し恥ずかしそうに日本語で挨拶するのはミャンマーから来日した中高生4人。11月13日から19日までの日程で阿久比町でホームステイしていて、14日は阿久比中学校に体験入学しました。
一限目は英語の授業。単語の学習の後、グループになって英語で自己紹介です。
ミャンマー人生徒:「(英語で)私はエンジニアになりたい。」
4人はミャンマーの最大都市ヤンゴンにある養育施設で生活。2023年度から始まった阿久比町の子どもたちとの交流事業に招かれました。
ミャンマー人生徒:「いろいろな勉強できて楽しかった」
ミャンマーでは2021年2月、軍によるクーデターが発生。取り巻く環境が大きく違う子ども同士が交流することで、これからの世界を考えるきっかけにしてほしい…そんな狙いがあります。
事業を企画した岩橋雅高英比小学校校長:「国なんか関係なく、子どもたちが新しい関係の中で新しい世界をつくっていけたら」