映える長崎グルメ「トルコライス」 惜しまれつつ閉店した名店を受け継ぐ若きマスター・名古屋市中川区
「おいしい長崎グルメが食べられる喫茶店がある」との情報を寄せられたのは、名古屋市中川区。街の人に話を聞くと、どうやら「グッピー」という名前の喫茶店がウワサのお店のようです。
聞き込みを続けると、「グッピー」は惜しまれつつも閉店したそう。「グッピー」のあった場所に行ってみると、「喫茶店コンネ」という別の喫茶店が営業していました。店主の村越創太さんによると、「グッピー」は長崎県出身のマスターによる本格的なちゃんぽんや皿うどんが食べられ、大人気だったといいます。
しかし、マスターの引退をきっかけに「グッピー」は2年前に閉店。お店の跡地に2023年5月にオープンしたのが「喫茶店コンネ」でした。
「喫茶店コンネ」の店主である村越さんは、小さな頃から「グッピー」に通っていた常連客。地域の憩いの場にもなっていました。「この場所やマスターのお店への思いを残したい」と考え、喫茶店コンネをオープンさせたのです。
村越さんの思い出の店であるグッピー。店内の雰囲気を受け継ぐため、テーブルや椅子、照明などはグッピーが営業していた当時のものを再利用しています。メニューにもグッピーと同じように長崎県の名物グルメを取り入れています。
長崎県の映えるご当地グルメ「トルコライス」を追加
村越さん自身も長崎県出身。新たにご当地グルメの「トルコライス」を、喫茶店のメニューに加えました。海老ピラフとデミグラスソースのかかったトンカツのほか、ケチャップで炒めたスパゲッティを添えたボリューム満点の一品です。
村越さんは同年代の若い層をターゲットに加えていきたい思いから、グッピー時代に人気だったちゃんぽんや皿うどんではなく、見た目にも華やかな「映えるトルコライス」を選んだそうです。改装資金などは全て借金で賄ったそうですが「たとえ失敗して借金だけ残っても、やらなかったら後悔する」との思いから、喫茶店コンネの開業を決意したそうです。
開業して3週間で1日の目標売り上げを達成
映える「トルコライス」を武器に奮闘する新米マスター・村越さん。その成果が出てきたのか、夕方になるとお客さんでにぎわい、開業して3週間とまだ間もない時期ながら、1日の目標売り上げを達成することができるようになりました。
ちなみに喫茶店コンネの営業時間は11時から平日は21時、金曜・土曜は深夜23時まで。モーニング激戦区である名古屋の喫茶店ですが、朝の営業はあえて行わず、仕事帰りのお客さんをターゲットに見据えて夕方から夜の営業をメインにしているそうです。
