ガザ侵攻の裏で「ウクライナ」の今 激しい戦争の爪痕 ジャーナリスト西谷文和さんが現地取材

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小学校の黒板に書かれた痛ましい数字

黒板

黒板にはロシア兵が書いた文字が残されていました。

通訳:
「『37人のウクライナ人を殺した』と書いてあります」

リビウ市の墓地で出会った1人の女性

娘が作ったメダルを亡き父にプレゼント

リビウ市内のウクライナの墓地に出向きます。そこには無数の兵士の墓地が建っていました。

西谷さん:
「1986年6月26日生まれ、2022年8月3日に(36歳で)亡くなりました」

墓地で出会った女性は、弟をザポーリージャのロボティネで亡くしたといいます。取材した日は、亡くなった男性の娘の9歳の誕生日。娘が手作りしたメダルが、父の墓地に飾られました。

死者数増加を見込んで土地を確保か

この日も葬儀が行われていた

西谷さん:
「この墓地に眠る兵士はリビウ市内だけ。キーウやハルキウを合わせると、膨大な数の兵士がなくなっています。特に若い方が多く、最近亡くなっています。

墓地にはまだ手つかずの土地があります。リビウ市としてはまだまだ(死者数が)増えるだろうと考え、広い土地を確保しているのだと思います」

墓地ではこの日も、兵士の葬儀が行われていました。

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