岡崎城大花火 ドローンで花火の中も撮影 夜空と川面を彩る1万5000発、伝統とデジタルの融合も
愛知県岡崎市の夏を彩る「岡崎城下家康公夏まつり第75回花火大会」が8月5日、岡崎市乙川・矢作川河畔で行われました。岡崎が伝統産業として誇る花火約1万5000発が夜空に打ち上げられたほか、プロジェクションマッピングなどのデジタル技術とも共演し、市民を楽しませました。
乙川沿いにある菅生神社の祭礼が元とされ、情緒豊かな「鉾船(ほこぶね)」も川に浮かべられるこの花火大会。船上からの手筒花火と夜空高く打ち上がる花火によって、市街地の下から上までが鮮やかな光の筋に包まれます。
ドローンで「花火の中」の撮影に成功!
2023年はテレビ愛知が初の生中継をするとともに、ドローンによって「花火の中」からの撮影にも挑戦。夜空を背景にするだけでなく、川や街の明かりをバックに光る花火を映像に収めました。これは天下人・徳川家康もさすがに見たことのなかった光景でしょう。
岡崎城天守閣には“光の浮世絵” 天守最上階からの生中継も
家康が生まれた岡崎城の天守閣には、最新のプロジェクションマッピングで色とりどりの花や龍、浮世絵などを投影。 “デジタルの花”が咲いた天守閣の壁にリアルな花火の光も混ざり合う、伝統産業と現代技術の融合が見られました。