頻発する地震、南海トラフへの影響は小さい 専門家「巨大地震は将来確実に起こる」 事前の防災対策を

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名古屋大学地震火山研究センター教授の山岡耕春さんに、日本全国で頻発する地震について話を聞きました。

●日本全国で頻発する地震(2023年5月)
5日 石川県・能登地方 震度6強
6日 青森県・東方沖 震度4

11日 北海道・日高地方 震度4
11日 千葉県・南部 震度5強
13日 鹿児島県・トカラ列島 震度5弱

全国で地震

―――全国で地震が連続して発生していますね。震動が大きいと、南海トラフと関連があるのではないかと考えてしまいますが、いかがでしょうか。

地震学の考え方でいうと、偶然であり特に関連はないと考えています。それぞれの地域で起きた地震のメカニズムもすべて異なります。

北海道・日高地方の地震についてですが、北海道の東半分と西半分がぶつかる動きをしています。そこで発生した地震になり、少し深めの地震です。千葉県南部で発生した地震は、南からプレートが関東の下に沈み込んでおり、そこで発生した地震です。プレートの内部で発生した地震になります。

一方、能登半島の地震は、やや浅い地震です。マントルのある地下数百キロぐらいから水が上昇してきていることや、水によって岩盤が弱くなったため発生した地震と考えられています。また、鹿児島県のトカラ列島の地震はおそらく火山でマグマが関係したものだと考えられています。

すべてメカニズムが異なる地震なので、偶然連発して発生したと思われます。日本列島は地震が多く発生しますので、時にはこのような地震が起きることもあると考えればいいと思います。

南海トラフへの影響は考えづらい

南海トラフ

―――南海トラフに与えた影響はないのでしょうか。

影響については非常に考えづらいです。発生した地域から距離が離れていますし、マグニチュードも比較的に小さいからです。南海トラフの臨時情報について運用されていますが、それは南海トラフ域でマグニチュード7を超える地震が起きた場合に情報が出されます。その情報に比べても、圧倒的に地震の規模が小さいので、特に南海トラフへの影響はないだろうと考えています。

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