AIの時代に「アナログ」が大事 鉄道保守の人材育成に巨大研修センターが誕生 鉄道の安全を守る

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日本の鉄道業界では、人手不足が深刻化しています。中でも、レールの交換や保守作業を担う人材の確保が課題となる中、愛知県の大手ゼネコンが、アナログな人材育成に力を入れていました。その理由とは。

【脱OJT】名工建設が80億円かけ新施設 2026年4月誕生の巨大研修センター

巨大施設

愛知県春日井市。日本三大ニュータウンの1つ、高蔵寺ニュータウンの近くに2026年4月、敷地面積およそ2万5000平方メートルの巨大施設が誕生しました。

列車は見当たらない

その敷地には、線路に、信号機、さらに踏切まで。走る列車は見当たりませんが、一体ここはどこでしょうか?

名工建設 総合技術研修センター 鵜飼晃成センター長:
「軌道工事に関する実習・研修を行う場所です」

【2028年度に2万人不足】新幹線保守の6割担う名工建設 夜間現場頼みからの脱却へ

名工建設

実はここ、実物大の構造物などを再現した研修施設なのです。およそ80億円かけて整備したのは、名古屋市の建設会社、名工建設。

名工建設

主力は鉄道関連の工事や保守作業で、東海道新幹線の鉄道保守の約6割を担うなど、日本の鉄道インフラには欠かせない会社です。

保守作業

線路などの保守作業が行われるのは、主に終電後の深夜。例えば重さ1トンを超えるレールを専用の機械でグッと持ち上げて、一夜にして新しいレールへと交換します。こうした保守作業は、工具を使ったミリ単位の調整など高い技術力が求められます。

OJT方式で技術が伝承されてきたが…

これまでは現場での実務を通して先輩社員が若手に指導する職場内訓練、OJT方式でノウハウが伝承されてきましたがそうはいかなくなってきました。

鵜飼晃成センター長

名工建設 総合技術研修センター 鵜飼センター長:
「昨今、要員不足や労働時間の規制等によって、なかなかOJTというのが十分にできない」

鉄道分野

業界全体で深刻化する人手不足。国の推計では、2028年度、鉄道分野で2万人を超える人手不足が見込まれています。なかでも保守作業を担う人材の確保が課題になっています。

夜間の現場だけでは十分に育てられない

夜間の現場だけでは若手を十分に育てることができない。そんな課題を解決しようと整備されたのがこの研修センター。OJTだけに頼らず、若手を効率的に育てる狙いがあります。

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